東京でも桜の開花宣言が出されましたね。
桜と言えば、日本の代名詞みたいなものですが、
実は、桜祭りは北米でも行われているんです。
アメリカの首都ワシントンD.C.です。
英語で”National Cherry Blossom Festival”と呼ばれるお祭りです。
2017年は、3月20日から4月16日まで開催されます。
なぜ、ワシントンD.C.で桜が植えられるようになったのでしょうか?
1885年、ナショナルジオグラフィック協会初の女性理事であったエリザ・シドモアは初の日本旅行からアメリカに帰国し、公共施設・公有地庁のアメリカ陸軍管理者に対して埋め立てが行われたポトマック川河畔沿いに桜の木を植えることを提案した。この提案は拒否されたが、シドモアはすべての管理者にその後24年間提案し続けている。この時期、個人によって数本の桜の木がこの地域に持ち込まれた。その中には北西ワシントンD.C.にて、木の下でシドモアが桜鑑賞の茶会を開いた桜木もあった。茶会には著名な植物学者であるデビッド・フェアチャイルドとフェアチャイルドの婚約者で発明家アレクサンダー・グラハム・ベルの娘のマリアンなどが招かれていた。
その後、エリザの活動とは別に、1906年、フェアチャイルドは日本の横浜植木社から1000本の桜の木を輸入し、自らの所有するチェビーチェイス(英語版)に植樹した。フェアチャイルドはその結果に満足して、1907年にワシントン地域の道に植えるのに適した樹木として日本の桜の促進を始めた。9月26日、フェアチャイルドの友人の助けによってチェビーチェイス・ランド・カンパニーは当地に植える300本の東洋の桜を発注した。1908年、フェアチャイルドは植樹祭(英語版)を守るためにすべてのD.C.の学校の校庭に植える桜の苗木を寄贈した。エリザ・シドモアが参加した植樹祭のスピーチで、フェアチャイルドは当時タイダルベイスンの周辺に存在した"スピードウェイ"を"桜の道"に変えることを提案した[1]。この計画が、ワシントンにいた日本人科学者高峰譲吉と駐ニューヨーク日本総領事水野幸吉の知ることころになった。その頃、東京市長でもあった衆議院議員尾崎行雄は、先の日露戦争の講和に助力してもらったアメリカへの謝礼を考えていたところへ、水野からこのような計画があることを知らされた。4月8日、高峰は大統領夫人に、東京の尾崎から2000本の桜を寄贈する計画があることをもちかけ、水野は東京の名で桜を贈ることを提案した。高峰と水野はその後大統領夫人と会見し、彼女は2000本の桜の寄贈の提案を受け入れた。(Wikipediaより抜粋)
最初は、寄贈された桜から始まったのですね。
全米桜まつりのメイン会場は、「ポトマック公園」周辺になります。
パレードがあったり、大凧を上げてみたり、花火も打ち上げられて、
かなりの盛り上がりですね。
イベントでは、狂言や邦画も披露されるみたいです。
アメリカのお祭りなのに、なんだか日本的ですね。
英語のHPですが、公式HPはこちらになります。
http://www.nationalcherryblossomfestival.org/
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