以前、このような記事を書きました。
教室では母音を聞き取るために口の動きと音で理解できるように教えています。
STEPのレッスンでは、母音を埋めて単語を完成させるペーパーワークを毎回出すようにしています。
このペーパーワークはレッスン生たちは本当に苦手で、毎回出すたびにとても嫌がられます。
先日のレッスンでもイースターのペーパーワークの一つにこのような形のものを入れておきました。
あるレッスン生はこちらのペーパーワークが非常に苦手で、私がゆっくりと発音しても、口の形や音を伝えてもなかなか答えを埋めることが出来ませんでした。
毎回レッスンの時にレッスン生たちに話をしているのですが、自分でも私と一緒に口を動かしてほしいとお願いをしています。
そのレッスン生が今回のレッスンでは私の口の形や音を聞いて正確な母音を書くことが出来ました!
しかも、間違っている箇所も理解してちゃんと直すことも出来ました。
今までは何回お願いしても一緒に口を動かして発音すらしてくれなかったのですが、今回は一緒に読むまでになってくれました。
そのあとからは、自分で口を動かして母音を探すようになりました!!
出来るようになるきっかけは人それぞれ違いますが、こちらのレッスン生はマイペースに勉強を進めていて、
なかなか次のステップにたどり着くことが出来ていませんでした。
今回の成功体験がレッスン生の自信につながってくれればいいな、と願っています。
母音を【英語耳】で聞き取る難しさ
あなたは母音ってなんだかご存知ですか?
日本語の母音は あ・い・う・え・お の5つです。
英語にももちろん母音はあります。
それらは、A・ E・ I ・O ・U です。
この英語の母音がレッスン生たちをよく悩ませています。
どれがどの音のする母音だか分からなくなってしまうようです。
英語の母音の発音は基本的には2通りの読み方があります。
(長音) (短音)
A… エー ア
E… イー エ
I… アイ イ
O… オー ウォ
U… ユー ウゥー
(うまくカタカナでは表現できませんが)
※この表記以外にもまだ発音はあります※
レッスンでこちらの母音を教えるときは、このような表現で母音を教えています。
Aの発音をするときは、口を大きく開けて”あ”の形。
Eの発音のときは口角を思いっきり横に引っ張って、”いー”としている形。
Iの発音のときはEの発音のときと比べて、口角をあまり横には広げません。
Oの発音のときは”おッと”驚くような感じの口の形。
Uの発音のときは首を絞められて苦しんで”う゛-”と言うような音。
一緒に口の動きをしながら発音をしてもらいます。
そうすることによって、【英語耳】で聞いた音と口の動きで
母音の音と形を覚えていけます。
でも、いざペーパーワークで単語の母音を埋めていく問題を出すと
必ずこちらの母音を書き間違えます。
Iの発音をしているのに、なぜか答えの欄にはEを書いたり、Uの発音をしているのに、AかEを書きます。
どうやら、そのように発音しているように聞こえるみたいです。
Iの間違いはなぜか”イ”と発音しているのに、”エ”と聞こえるEと勘違いするようです。
間違えたときは、一緒に発音をしてなぜ母音がこのアルファベットになるのかを説明しています。
自分で発音して、聞いて、書くことによってルールが分かってきます。
何回もこのように練習していくと、次第に【英語耳】を使って知らない単語でも読めるようになってきます。
ぜひ、恥ずかしがらずにどんどん発音していってもらいたいです。
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